手順.1 キャラのイメージを固めよう

まずはキャラ絵をある程度そろえることが必要です。
ゲームから吸い出す、などいろいろして作りたいキャラの絵を揃えてください。
でも、後で後悔しないように、
まず作りたいキャラクターの全体像をイメージしておくことをお奨めします。

DOS版の場合、256色しか使えませんので、後から追加したい場合、
パレットが足りなくなる可能性があります。
ですから、あらかじめ「こんな技を使わせたい」とイメージを固めておいて、
キャラ絵をある程度用意しておいてください。

Win専用キャラにする場合、2Pカラーなどを作る気がないのなら
パレットを気にしなくて平気です。

手順.2 ツールの準備

それでは次のツールを用意して下さい。



今回の講座で使うツール

PhotoShop(シェアウェア 持ってると便利。ない場合はペイントで代用。)
MCM
(かなり絶対必要。キャラ作製の要。)
D-Pixed(高性能なペイントソフト。フリーソフトなのでゲットしてください。)
IrfanView(拡張子変換ソフト。高性能&フリーなのでゲットしてください。)
Unify-Bitmap(指定されたBmpを元に、全てのBmpファイルのフォーマットと
パレットを統一して変換します。Dos版キャラ製作に便利です。フリーなのでゲットしてください。)
Wav編集ソフト(なんでもいいです。今回、特に説明はしません。)
メモ帳などのテキストエディタ(Windows付属のでも構いません。自分の使いやすいヤツで。)

MUGEN本体(絶対必要。)



今回の講座で使わないけどあると便利なツール

PaletteLinker(パレット統合 シェアウェア 持ってると便利。なくてもよい。Win専用キャラの場合 必要ない。)
Optpix(減色ツール シェアウェア 持ってると便利。なくてもよい。Win専用キャラの場合 必要ない。)


手順.3 画像の用意

画像の準備です。PhotoShopで描いた絵や、吸い出した画像を用意してください。
注意してほしいのは、Mugenはドット絵で表示されるので、

失敗例その一 失敗例その一_にじみ知得留
このように、にじんだ画像を登録すると、 このように表示されてしまいます。

MUGENでは透過色は一色なので

第七聖典 第七聖典_正しく透過
このように輪郭がハッキリした画像なら、 このように表示されます。

キャラ画像を作る際には気をつけてください。








次に、MUGENで使えるエフェクトについて説明したいと思います。


タイガーショット_元画像
タイガーショット_ゲーム画像
これは、コンシューマーの2D格闘でよく見られるドット絵で描かれたエフェクトです。
MUGENではこの他に、次のようなエフェクトも表現できます。

檻髪_元画像
檻髪_ゲーム画像

透過効果によって、ドット絵では表現できないエフェクトが表現できます。
この透過効果は、PhotoShopの『描画モード』の『スクリーン』と同じ
画像の重ね方をしています。



また、変わったところで、黒透過効果というのもあります。
下のように画像が表示される効果です。

サイコシュート_元画像 サイコシュート_ゲーム画像

この黒透過効果は、PhotoShopの『イメージ→色調補正→階調の反転』と、
『描画モード』の『乗算』を同時にかけたものと同じ画像の重ね方をしています。



また、MUGENでは、分身効果も、キャラ絵のみで表現できます。
わざわざ、分身した画像を用意しなくても、ある程度までなら
表現できます。下の画像を参考にしてください。

17分割 カイの空中ダッシュ ロックマンのハイジャンプ
分身度合いも調整可。 青暗い分身も表現できます。 自分の分身を薄れて表示


MUGENでは画像を縮小、拡大表示させて表現することもできます。
例えば下のような丸の光のようなエフェクトを何個もサイズを変えて
表示するなどの効果もできます。

元画像_光の玉 サンプル_表示例


以上のことを踏まえて画像を用意してみて下さい。
後で追加することも可能なので、ある程度で大丈夫です。



手順.4 SFFファイル用の画像を用意する



MUGEN用の画像データ『SFFファイル』は256色PCX形式の画像で
作られています。
そのため、256色のPCXを用意する必要があるのですが、
WINMUGEN専用版と、DOS&WIN共用版で作り方が違います。


それぞれの特徴を下に記して置きますので、
自分の目的にあった方を選択してください。

WINMUGEN専用(初心者用)

メリット
・PCX画像のパレットを統一する必要がない。(つまり製作が楽)
・256色以上のパレットでキャラが作れる。
デメリット
・2Pカラーが作れない。
・カラー選択によるモード変更などが出来ない。
・画像が重くなりそう?
・WINMUGENでしか使えない。

WIN&DOS共用

メリット
・WIN版、DOS版で共用できる。
・2Pカラーなどが作れる。
・カラー選択によるモード変更が出来る。

デメリット
・256色しかパレットが使えない。
・素人には敷居が高い。(難易度が少し高い)

追記:WinMUGENの上記のデメリットをある程度、克服した作り方
もあります。その方法を使えば、条件は下のようになります。

WINMUGEN専用(上級者用)

メリット
・2Pカラーなどが作れる。
・カラー選択によるモード変更が出来る。
・256色以上のパレットでキャラが作れる。
デメリット
・画像が重くなりそう?
・WINMUGENでしか使えない。

・ある程度、PCX画像のパレットを統一する必要がある。

伊吹川が説明する初心者用のWin専用SFF作成法に比べ、
難易度は上がりますが、より華麗で良キャラが作れます。
詳しい説明は、Win専用キャラ講座の後半に書いてありますので、
よかったら読んでみるのもよいでしょう。

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